子供の貧困解決策として田舎暮らしの環境が向いている
今回はサラリーマンを定年退職されたBさんの田舎暮らしに関する意見をいただく事が出来たので紹介したいと思います。
やっぱり人生経験の長い方は素晴らしい経験をしている方が多く、とても深〜い話を聞く事が出来たのでいろいろ勉強になりました。
はじめまして!このサイト管理人のNOBUと申します。
Bさん今日はよろしくお願いします。
簡単な自己紹介をお願いできますか。
どうも。はじめまして。
71歳 40年間のサラリーマン生活後年金暮らしの男です。
現在、友人の勧めがあり、離婚後の親子の面会交流の支援のボランテイアをやっています。
ひとり親による、子供たちの生活状況について、見たり聞いたりしてますが、相当厳しい環境で暮らしている、子供たちがたくさんいます。
そうした現状に、頭を悩ましたりして私なりに考えて思った事が子供達の田舎暮らしです。
Bさんは素晴らしい活動をされているのですね。
私なんて自分の事で精一杯なのに・・・(;´Д`)
ボランティアで子供たちの支援をしているなんて、とても大きく未来に繋がる大切な活動ですね。
しかしどうして子供たちの生活が田舎暮らしが良いと思ったんですか?
私なりに感じたのが子供の貧困問題の、解決の一つに、田舎暮らしが環境としては、いいのではないだろうか、と痛感しています。
衣食住の生活面からみても、都会より田舎のほうが経済的にも有利だろうと思います。
まず、田舎には、高齢者が大勢います。
若い人たちが、近くに住むことは、生きる喜びが、多くなることは間違いありません。
田舎の高齢者が、若い家族の生活面での、おせっかいともいえる口出しもありますが、衣食住に関してあらゆる、面倒見をしているようです。
若い夫婦が、これを受け入れて、毎日の生活についてわからないことをなんでもその土地の高齢者に話すことができれば、地元の高齢者はすぐに、受け入れてくれること、間違いなしということです。
子供たちの貧困問題、そんなにも深刻なんですね。
確かに田舎ではおせっかいともいえる部分はおおいですね。
私も庭で畑仕事をしていたら、いつの間にか近くに近所のおばちゃんが立っていて「あら〜良く出来たね〜」なんて言ってうちのミニトマトをほめてくれたりもしていました。
野菜の栽培なんてネットで調べて行う知識なので、なかなか実践では上手くいかない事もあり、おばちゃんにアドバイスをもらう事も結構あります。
というか勝手にアドバイスしてくる感じですかね(笑)
そういった面は確かにあるので、そこで自分の殻に閉じこもるのではなく交流を深めていけばお互いに助け合う事は出来ると私も感じます。
田舎暮らしでは何でも相談できる人間関係が構築しやすい
Bさんは何かと田舎暮らしに関してお詳しいですが、以前に田舎で住んでいたりした経験はあるのですか?
私は仕事の関係で10回ほどの転勤で田舎暮らしでお世話になった事があります。
そこで感じたことは、自分たちが、その土地の良いところを見つけて好きになることが、「重要」という事がわかりました。
そうすれば、近隣の住民は、一挙に親しく親切に積極的な交流が、はじまります。そうなれば、何年も前からお付き合いしているような、信頼関係が築かれ、困ったことや相談事の、相談ができ、円滑な人間関係の中で、楽しい毎日を送ることが出来ます。
さらに農家の方は、農作物の提供をされることも多くなります。
その時は、送り主の気持ちを素直に受け入れて、その誠意に感謝して、感想を申し上げさせていただき感謝の気持ちを丁寧にお伝えすることが大事ですね。
転勤族にとって、見知らぬ土地での生活ほど、不安なことはありませんから、その気持ちを伝えて地元の人たちの親切心に甘えれば、いいのです。
ただ、一つ義理人情の厚い人たちの集まりですから、いつもそのことを念頭に置くことです。
確かに田舎の住民は暖かい人が多く人間関係もすぐに築く事が出来ます。
私が田舎に引っ越してきた時も、どこの場所にゴミを出していいのか分からないで何日間か困っていたのですが、そんな情報をどこからか聞きつけたらしく班長が自宅までわざわざ来てくれて説明してくれたりもしました。
その班長さんを呼んでくれたのも近所のおばちゃんでした。
近所のおばちゃんはいつの間にか仲良くなったいたので特に意識して地域の仲間に入れて下さい〜なんてした事は無いのに(笑)不思議ですね〜
一見こういったおせっかいともいえる部分に面倒くさいと思われるかも知れませんが田舎の近所付き合いは自分の生活で困った時に力になってくれる存在なので、こういった助け合いは田舎ならではと感じます。
子供たちに必要な心の豊かさを田舎では学べる
Bさん。田舎で子供たちが暮らすメリットとして経済的な部分もありますが他にも何か得られるものはありますか?
一つの例ですが、人は、喜怒哀楽を表すと人間関係が壊れることが多いからといって、あまりにも、建前で暮らしていると、親しみもわかないで、乾いた関係にもなるでしょう。
この人間関係は都会の人ほど乾いていて、大人だけではなく子供達までもがそんな状態にもなっていると思います。
もちろんそんな環境を作ってしまったのは大人達が原因の一つでもあります。
だからと言って、あまりに、喜怒哀楽を出しすぎても、うまくいかないことは誰もが承知していることです。
要は、そのバランスをいかにとって近隣の人たちと良好な人間関係を作るかにかかっています。
このことは、あまり意識してもダメです。かといって意識しなくてもダメです。
ではどうすれば、いいのか、ですが、その回答は、子供の頃からそういった人間関係を自然と作れるようにする。
もちろん大人になっても賢い人たちは自分の経験と周りの人たちから見聞きして、毎日の生活の中から察知、することで少しずつ身に着けることも出来ると思います。
しかし人間関係が上手くいかない人達も多く存在して、そこから次の大きな問題へと発展してしまう事も沢山あります。
私は、長い転勤生活を経験したからこそ、その行く先々で、今までとは異なる生活が待っていると感じられる事が出来るようになりました。
そこには、人も、物も、価値観、もちろんその土地その土地の文化、歴史も異なっていますから、いずこへ行っても、それは、新鮮で、充実して生き生きしています。
良いところもあり、好ましくないところもあり、そのような環境であれば、新鮮ではあるが、その土地の文化、風習に慣れるまで苦労したものです。
そうした、生活に入ったときに、近隣の人たちと向き合って生活することで、悩みごとの相談等を通じて、またあ信頼関係が濃くなっていくものです。
結果、その土地の人たちに受け入れられながら、日々を送っていく結果、また一つ人間関係が深くなっていきます。
この繰り返しが、私の3月の転勤時別れの時につらい記憶として涙することができます。
田舎暮らしの良さは、昔から人情に厚く、気持ちが通じ合えば、親切でやさしい人たちが、心を込めて、お付き合いしてくれることです。
都会の便利さにない、心に響く生活は心が豊かな子供を育てる最適な環境であると思います。
さらに、自然に接することが多く、否が応でも、その良さを、じっくりと味わえることが、何より良き人生の勉強となっていくものです。
物凄く深い話です!
今まで田舎暮らしでそのような考えは全くと言っていいほどしていなかったので、そこまで深く思う事もありませんでした。
人間関係は生きるうえではとても重要なポイントでもありますし、そこが崩れてしまうと厄介な事にもなり自分の人生や他の人の人生も狂わせてしまう事にもなりかねない大切な部分ですよね。
そういった関係を田舎では確かに自然と学ぶ事が出来る所ではあります。
もちろん自分がふさぎ込んで引きこもっていたら駄目ですが、ちょっと受け入れるだけで大きく広がっていく田舎の独特のコミュニケーションは都会には無いものですね。
「田舎の体験暮らし」なんていうのを一度、子供たちの夏休みなどにやってみるのも良いかも知れませんね!
今日は本当にいろいろと考えさせられる部分もあり勉強になりました!
Bさんありがとうございました。